欧州競馬は凱旋門賞で終わりではありません。

15日土曜には英国最大の競馬イベント「英国チャンピオンズデー」がアスコット競馬場で開催されます。

チャンピオンズデーでは短距離、マイル、中距離、長距離、牝馬のチャンピオンを決めるそれぞれの重賞が行われます。中距離王決定戦は英ダービーやキングジョージ6世&クイーンエリザベスSをしのぐ、英国最高賞金レースとなるG1英チャンピオンS(優勝賞金73万2000ポンド、約1億2328万円)。これで引退するバーイード(牡4、父シーザスターズ)が登場します。

昨年6月のデビュー戦から前走のG1英インターナショナルSまで10連勝しているバーイードの前売り単勝オッズは1・25倍。10年前(12年)の英チャンピオンS優勝を引退の花道に、14戦全勝で種牡馬入りしたフランケルの足跡を追っています。

バーイードの最大のライバルは、最初で最後の対決となる”ゴドルフィンのアダイヤー(牡4、父フランケル)でしょう。昨年の英ダービーとキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを連勝した2400メートル級の王者は今年、調整に手間取って9月8日の一般戦(芝2040メートル)で復帰。3頭立てを制して、うわさされた凱旋門賞参戦を取りやめてここに臨みます。

W・ハガス師(バーイード)とC・アップルビー師(アダイヤー)は、管理馬の獲得賞金額で争う英調教師ランキングの2位と1位(11日現在)で、勝った方がリーディングに輝きます。勝敗の行方はドバウィ、フランケル、シーザスターズの順で並ぶ英愛種牡馬ランキングにも大きく影響し、まさに最後の大一番です。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)