19日の小倉1R、九州産馬限定の2歳未勝利戦(芝1200メートル)でユメカナウケン(牝、谷)が念願の初勝利を挙げた。
ユメカナウケン-。九州産馬の夢を背負うこの馬名には、あの名馬の存在があった。命名したテレビ西日本「競馬BEAT」でおなじみの佐藤有里香アナウンサーにお話をうかがった。
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佐藤アナはもともと家族の影響もあり競馬好きだった。「アナウンサーという夢を追いかけていた就職活動の時、18年のフェブラリーSで『夢』がつくノンコノユメがいたんです。後方からすごい脚で追い上げて、ゴール前でかわして」。最終面接まで進みながら、あと1歩のところで不合格が続いていた時に、ノンコノユメの活躍を見て元気をもらったという。そんなノンコの後押しもあり、テレビ西日本に内定をもらったそうだ。
昨年、鹿児島で行われた九州1歳市場で、ヨカヨカやアカイイトを所有していた馬主・岡浩二氏の密着取材をした際に命名をお願いされた。
「すっごい悩みましたね。九州産馬の“夢”を乗せて、かなえてほしいというのと『~だけん』という九州の方言でユメカナウケンにしました」
13日のデビュー戦は3着。佐藤アナは現地、小倉競馬場で見守った。「ドキドキして、どういうレースをしてくれるか緊張しました。3着。泣きました」。そして2戦目は逃げて5馬身差の圧勝。「うれしい。こんなに強い競馬をしてくれて。たまらなくかわいいですね」。話しぶりからもその興奮が伝わってきた。
21年にはヨカヨカが北九州記念を制覇。今年の中山GJではイロゴトシが勝利するなど、近年は九州産馬も競馬を大きく盛り上げている。「無事に完走が一番ですけど、九州の皆さんに夢を与えられるように、九州産馬を代表するお馬さんになってほしいです」と願いを込める。
同馬が着用しているメンコはヨカヨカなどと同じもの。「チーム九州で一丸となってのメンコなので、それにも注目してほしいですね」。ユメカナウケンは26日小倉のひまわり賞(九州産2歳オープン、芝1200メートル)に登録済み。出走した際には、パドックなどでメンコもぜひご覧になってほしい。【下村琴葉】

