短距離王国が送り出す快速馬が火花を散らす! スプリンターズS(G1、芝1200メートル、10月1日=中山)の最終追い切りが27日、東西トレセンで行われた。各記者が推し馬に熱い持論を展開する「追い斬り激論」では、マイク記者が一昨年の覇者ピクシーナイト(牡5、音無)に注目。復活の兆しを感じ取った。一方、ことは記者はセントウルS2着で鋭い末脚を見せたアグリ(牡4、安田隆)をプッシュした。
マイク 今日は祐一さん(福永祐一技術調教師)と話したよ。やっぱりかっこいい。
ことは ピクシーナイトの追い切りに乗ってましたよね! 坂路で4ハロン54秒2-12秒1。ご覧になってどうでした?
マイク レッドバロッサ(古馬3勝クラス)と併せて、力強く登坂。福永師は「動きの質重視の追い切り。いい内容だったと思う。最後の体の使い方なんかも良かったし、復活の兆しを感じる」と好感触だったよ。先週よりずいぶんと良くなっているみたい。
ことは 一昨年のスプリンターズS覇者ですもんね。3歳で勝ったのだからポテンシャルはすごい。
マイク そのレース前、福永騎手(当時)が「まだまだこれからの馬」と話していたから、圧巻の走りを見た時は世界で活躍する短距離馬になると確信した。香港での落馬で長期休養を余儀なくされ、以前のようなパフォーマンスはまだ見られないけど、前走のセントウルSは0秒5差(8着)。出遅れたけど、上がり3位の末脚で伸びてきた。復調の気配は感じる。
ことは 音無厩舎はオレハマッテルゼ、モズスーパーフレア、ピクシーナイトとJRAのスプリントG1で3勝。マイル路線でもミッキーアイルやインディチャンプがいましたし、短距離の活躍馬を多く輩出してますね。でも、私は同じ「短距離王国」の安田隆厩舎が送り出すアグリがよく見えました。
マイク カレンチャン、ロードカナロア、ダノンスマッシュ…。香港も合わせるとスプリントG1・9勝。
ことは 今週末に10勝目もありえますよ。アグリは坂路でグラティアス(古馬オープン)と併せ馬。横山典騎手を背に馬なりで軽快に駆け上がりました。時計は4ハロン53秒6-12秒5。安田隆師は「遅すぎず速すぎず、ちょうどいい調教」と評価していました。中2週で長距離輸送もありますが「とてもいい状態で出走できる」と太鼓判を押していました。
マイク セントウルSは2着とはいえ、確かにすごい末脚やった。
ことは もともと調教は動く馬ですが、競馬では先行して最後に甘くなってしまう…。ということで、後ろからの競馬をジョッキーと相談したそうです。坂路の自己ベストは4ハロン49秒8。スピードはメンバー屈指です。師は「瞬発力がすごいのは分かっていた。ああいう競馬ならチャンスだと思う」と自信をのぞかせています。安田隆師は来年の2月で定年引退されますし、最後のJRAスプリントG1に期待です。
マイク 音無師も再来年の2月で定年されるし、2頭とも頑張ってほしいな。

