秋のG1制覇を目指すライトバック(牝3、茶木)が、新潟記念(G3、芝2000メートル、9月1日=新潟)をステップレースに選んだ。
春は桜花賞&オークスで3着に好走。世代トップクラスの牝馬で豪脚を武器とするが、さらなる精神面での成長を求めて古馬&牡馬に挑む。3歳牝馬が新潟記念に出走するのは異例で、84年のグレード制導入後では28年ぶり4頭目となる。
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切れ者ライトバックは成長を求めて、残暑の新潟へ向かう。「古馬と一緒に走れば間違いなくいい経験になる」。茶木師は古馬重賞参戦を決めた理由を説明する。
3歳牝馬が秋G1のステップレースとして新潟記念を選ぶのは異例中の異例だ。84年のグレード制導入後、新潟記念に出走した3歳牝馬は3頭しかおらず、最後のシャルムダンサー(11着)が参戦したのは第1回秋華賞が行われた96年。同馬は秋華賞に出走しておらず、ライトバックがこの後、10月13日京都の秋華賞(G1、芝2000メートル)に向かえば史上初のローテーションとなる。
もともと、茶木師は愛馬の心理面に重点を置いてローテーションを組んできた。例えば、今春の桜花賞戦線。2月のエルフィンSを勝った後、2カ月間隔を空けて桜花賞へ向かった。
「気性的に間隔を詰めない方がいいタイプ。エルフィンSの後、桜花賞までにもう1度(トライアルなどを)使っていれば(精神的に)だめになっていたと思う」。
このローテでは賞金不足で桜花賞を除外される危険性もあった。だが、茶木師は「もっとも勝ちたいレースは桜花賞」にもかかわらず、トライアル参戦は見送った。「除外されたらされたで仕方がない」と割り切っていたが、出走にこぎつけ、上がり32秒8の豪脚で3着に好走。心理面でのケアが功を奏したのかもしれない。
秋も前哨戦を使わず、前走のオークスからぶっつけでG1へ向かうプランがあった。だが「多分、それでは勝てないと思う」と新潟記念参戦を決めた。
「経験値を上げたかった。特に(出走予定だった)ブレイディヴェーグと一緒に走れるのはいいと思った。結果的に、あの馬が回避(筋肉痛)したのは残念だけど、やはり古馬と走れるのはいい」
恐らく、秋華賞を戦うライバルたちに、古馬混合重賞の経験馬はいないだろう。ライトバックはまず経験値で優位に立つことになる。【岡本光男】
◆新潟記念に出走した3歳牝馬 84年グレード制導入後では3頭。86年トウホーエイト(4番人気)は最速の上がり3ハロン37秒0で4着。93年グレイスナッキー(10番人気)は後方のまま11着に敗退。96年シャルムダンサー(10番人気)は好位から後退し、最下位の11着だった。
◆オークス3着馬の次戦 過去10年で2頭はオークスが最後のレースとなった。残る8頭は【3 1 0 4】。16年ビッシュは紫苑S1着、19年クロノジェネシスは秋華賞1着、22年ナミュールは同2着。昨年のドゥーラは初めて古馬相手となったクイーンSを制した。

