日曜中山のオールカマー(G2、芝2200メートル、22日、1着馬に天皇賞・秋優先出走権)に向けた最終追い切りが19日、東西トレセンで行われた。エプソムCからの重賞連勝を狙うレーベンスティール(牡4、田中博)は美浦ウッドの2頭併せで6ハロンの自己ベストを更新し、好調をアピールした。夏を越してトモが一段とたくましくなり筋肉量も目立つ。前哨戦でも抜かりない仕上げで秋の大舞台へ弾みをつける。

    ◇    ◇    ◇  

パンプアップしたたくましいトモを深く踏み込み、レーベンスティールの鍛え抜いた筋肉がくっきりと浮かび上がる。「(ノーザンファーム)天栄に出して馬体面は一段とたくましくなりました。特に肩、首回りが発達していますね。調教を重ねるにつれ、引き締まっています」とフィジカル面の成長ぶりを強調する。

重馬場の美浦ウッドで6ハロン80秒2-11秒3の自己ベストを更新。ホウオウカブキ(古馬3勝クラス)を3馬身追走し、俊敏な反応で余力十分に併入した。全身の可動域が広く、ダイナミックなフットワークはどんどん迫力を増している。師は「先週である程度できていると感じ、もう1段上を狙ってある程度負荷をかけ、バランス、折り合い、反応を確認しました」と当週の狙いを説明した。

秋の大舞台を見据えた前哨戦もさらなる状態アップを求め、加減せず攻めの調教に踏み切った。「うなるほどのものが欲しかったが、しっかり反応して時計が出ていたしある程度いい動きが確認できました」とジャッジの厳しい師からも合格点が出された。

初G1制覇が期待された昨年の香港ヴァーズ(8着)では結果的に体調が整わず本来の力を出し切れなかった。再び堂々とG1の大舞台へ。前年のセントライト記念を鮮やかに制した同舞台で弾みをつけたい。「結果、状態次第ですが、天皇賞・秋を含めG1レースが視野に入ってくると思う。そこに向けていい競馬ができればと思います」。抜かりない仕上げを施し充実の秋へ向け結果を求める。【井上力心】