3番人気のケンシレインボーが直線で抜け出し、5度目の重賞挑戦で初タイトルを獲得した。デビュー14年目の山中悠希騎手(30)にとっても、うれしい重賞初制覇となった。

中団のインから勝負どころで進出し、直線の入り口では2番手まで浮上。鞍上の右ステッキに応えて堂々抜け出すと、最後はプレミアムハンドの追い上げも1馬身半差で封じた。インタビューの第一声に感謝の思いがにじむ。「時間はすごくかかったけど、応援してくれる(佐藤)裕太厩舎の馬で重賞を勝ててうれしいです」と殊勲の山中騎手。「ここに向けて調整してきたので、仕上がりは万全でした」と胸を張った。佐藤裕太師(49)の目には光るものがあった。「悠希に重賞を勝たせることができて、そこは自分としての夢というか目標だったので。楽しんでこいって送り出して、ゴールの瞬間うれしかったですね。調教師冥利(みょうり)に尽きます」。この日の船橋を盛り上げたケンシレインボーは、6月11日大井の東京ダービー(Jpn1、2000メートル)へ向かう。【渡辺嘉朗】

◆ケンシレインボー ▽父 レインボーライン▽母 グローリアスイリス(メイショウサムソン)▽牡3▽馬主 林田憲次▽調教師 佐藤裕太(船橋)▽生産者 株式会社ホース・マネジメント・ボス(北海道新冠町)▽戦績 9戦4勝▽総獲得賞金 4320万円▽馬名の由来 冠名+父名の一部。