17日にフランスで行われるジャックルマロワ賞(G1、芝直線1600メートル、ドーヴィル)の予想にこの男も参戦だ-。ニッカンコムの海外競馬予想でおなじみ「ダンディ高木」こと高木一成記者。昨年ケンタッキーダービーの10番人気ミスティックダン(単勝31・3倍)、今年ドバイゴールデンシャヒーンの9番人気ダークサフロン(同54・4倍)など、インパクト抜群の的中を続ける巨匠が選んだ馬は…。

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フランスを代表する避暑地ドーヴィル。美しい海岸が有名なところで、今回の私も海岸(日本国内)の写真をバックにしたいと思います。さて、今年は日本馬2頭がジャックルマロワ賞に参戦します。応援する気持ちはもちろんありますが、馬券は別。欧州のマイル路線で最高峰のG1の1つ。ジャックルマロワ賞の予想、レースを楽しみたいですね。

本命は◎ザビアリに決めました。アガカーン・スタッドの所有するウートンバセット産駒。今やフランス競馬を代表する厩舎となっているフランシス・グラファール厩舎が管理し、鞍上はアガカーンと主戦契約を結んでいるミカエル・バルザローナ騎手です。

フランスギャロのホームページを見ている方はご存知だと思いますが、今年のジャックルマロワ賞は「アガカーン・スタッド」がスポンサーになっています。これ、出馬表のページで2010年まで過去のレースをさかのぼれるので確認してほしいのですが、昨年まではニアルコス家が所有する「フレネー・ル・ビュファール牧場」がスポンサーでした。

振り返ると、日本調教馬タイキシャトルが勝った98年も「フレネー・ル・ビュファール牧場」がスポンサーです。フランスギャロのホームページの記事によれば、同牧場がスポンサーになったのは1986年だそうです。「ニアルコスファミリー」といえば、ミエスクであり、イーストオブザムーンであり、スピニングワールドであり、近年だと、2018年のアルファセントーリであり、ジャックルマロワ賞の歴史を作ってきたスポンサーでした。

昨年10月にアガカーン・スタッドがジャックルマロワ賞のスポンサーになることが発表され、私はそのときから「(馬券発売があるなら)ジャックルマロワ賞でアガカーンの馬を狙いたい」と…。

ザビアリは2歳時にG3シェーヌ賞を勝って、ジャンリュックラガルデール賞はロザリオン相手の5着。昨年はフォンテーヌブロー賞(4着)の一戦のみで、今年は条件戦を連勝後に前走シャンティイのG3を勝って、ここまで3戦3勝。この3戦3勝は「素質馬の復調」だけでなく、「転厩後の3戦3勝」という事実もあります。昨年まではジャン・クロード・ルジェ厩舎だったのが、今年からグラファール厩舎になりました。もちろん、ルジェ厩舎はファーブル厩舎と双璧をなすフランスの有力厩舎ですが、2、3歳時のザビアリと、今シーズンのザビアリはまったく別馬と思った方がいい。

現地メディアのインタビューでアガカーン陣営はザビアリについて「G1級か、それともG2、G3級なのかがわかる」と今回の一戦に臨む姿勢を語っています。試金石の一戦なのは確かですが、現時点ではG1級の可能性も感じている、そういう馬です。

おそらく日本国内ではアスコリピチェーノ、そして、クールモアのザライオンインウィンター、ゴドルフィンのノータブルスピーチが売れると思いますが、今年狙うべきはアガカーンの馬だと思っています。あまり大きな声は出さず、コッソリ、◎ザビアリを狙ってください。