2番人気のオールナット(牡4、高野)が、4度目の挑戦で重賞初制覇を果たした。今週から短期免許で参戦のジョアン・モレイラ騎手(41)が、騎乗初日から見事な手綱さばきを見せて差し切った。春のJRA・G1で3勝を挙げた名手が、秋の日本でも最高のスタートを切った。

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“マジックマン”が、またしてもスポットライトを独占した。モレイラ騎手がオールナットを見事に重賞初制覇へ導いた。中団後方で控え、迎えた直線。馬群から、進路が開けた瞬間を見逃さない。内から突き抜けた。

「残り300メートルで渋滞した感じになったのですが、最後の200メートルでスペースができて、すっと反応してくれました」

これで、春にG1・3勝を挙げた名手のJRA重賞通算勝利数は「18」に。「いつも日本に来ることを楽しみにしています。これからも頑張ります」とさわやかに笑った。

高野師も称賛する。「気性的なものだけを伝えて、それを加味した上でゲートインまでいってくれました。レースは言うことないです」。管理馬が同騎手とのコンビで重賞を勝ったのは、23年富士Sナミュールに続き2度目だ。

「ようやく思った力を出せたなという感じですね。牧場のスタッフと担当者のおかげです」と指揮官は周囲にも感謝した。今後は未定も「もっと先の、高みを見られると思っています」。モレイラ騎手はもちろん、オールナットの秋も楽しみが広がってきた。【原田竣矢】

◆オールナット ▽父 サトノダイヤモンド▽母 キューティゴールド(フレンチデピュティ)▽牡4▽馬主 (有)シルクレーシング▽調教師 高野友和(栗東)▽生産者 (有)社台コーポレーション白老ファーム(北海道白老町)▽戦績 12戦5勝▽総獲得賞金 1億523万6000円▽馬名の由来 有色な鮮黄色のダイヤモンドの名前。父名、母名より連想。