今年3月に調教師を定年で引退し、4月からヘルパーに転身した国枝栄厩務員(71)がうれしい初勝利を挙げた。札幌1R(2歳未勝利、ダート1700メートル)をトゥザファイナル(牡2、小島)が勝利。鞍上は調教師時代にアーモンドアイの主戦を託したルメール騎手だった。

国枝厩務員は勝利直後、かみしめるように言葉を紡いだ。

「よかったね。格好を付けられたよ。ヘルパーをやってよかったね。(調教師時代とは)全然違うよね」

勝利を挙げ、引き揚げてきたルメール騎手は「先生おめでとう。ダービー使いますか?」と笑顔を見せた。苦楽をともにした鞍上は「よかったです。いい思い出ができました」と喜んだ。

国枝厩務員を受け入れた小島師は「最初からやってくれた担当馬で、クリストフが復帰初日。うまくいきましたね。ヘルパーとして思った以上にやってもらっていますし、今日も暑い中で馬を引っ張ってくれていますからね。よかったです」とかみしめた。【桑原幹久】