凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月4日=パリロンシャン)へ向け、連覇を狙うダリズ(牡4)、ニエル賞覇者ヴァランディール(牡3)を送り出すフランシス・グラファール調教師、「アガカーンスタッズ」のネモネ・ルース氏が29日、フランスギャロ主催の記者会見に出席し、意気込みを語った。
◇ ◇ ◇
牡馬が凱旋門賞を連覇すると、1977、78年アレッジド以来の快挙になる。
ルース氏は「アガ・カーンスタッズにとって、凱旋門賞連覇に挑む馬は初めてです。これまで凱旋門賞に出走し、勝利した馬たちは、いずれも翌年に現役を続けることはありませんでした。ですから、私たちにとっては新たな挑戦なのです。連覇は極めて困難な挑戦です。非常に難しいことであると理解しています」と謙虚な姿勢を見せた後、「近年では牝馬の方がこの偉業を達成しやすい傾向にありますが、私たちは彼を信頼していますし、ここにいられることをうれしく思っています。彼には連覇を成し遂げるために必要な資質がすべて備わっています」と自信を見せた。
この日朝の最終追い切りを見届けたグラファール師は「鞍上の指示にしっかりと反応し、最後も手綱を抑えたまま余裕を持って終えました。調教後も息の乱れは特にありませんでした。ミカエル(バルザローナ騎手)も非常に満足しています。何より良かったのは、彼が馬の動きを非常に鋭いと感じたことです。フォワ賞の前よりも鋭さが増していました。馬のコンディションは万全で、まさに凱旋門賞に向けて私が望んでいた通りの調教ができました」と状態面に太鼓判を押した。
グラファール師はダリズの支配的な性格と乗り手の関係性を重視し、今シーズンに入り、調教で騎乗するスタッフを代えたことを紹介。それぞれのスタッフに感謝を伝えた。レースへ向けては「速いペースが必要です。ペースが速ければ速いほど力を発揮します。昨年の凱旋門賞を勝ったのは彼が優秀だっただけで、馬場状態のおかげで勝ったわけではありません」と語っている。

