御前崎でも、待ちに待ったカツオが目覚めたぞ!

 駿河湾で好釣なのはタチウオだけではない。カツオも5年ぶりに活況を呈している。御前崎「博栄丸」(大沢洋輔船長)では、8月から本格的にカツオの乗合船をスタートした。今年3月には、カツオの本場、高知県で「今年のカツオは脂乗りがとってもいい」との評判が立っていて、駿河湾でも期待を寄せていた。

 やや、遅めのカツオフィーバーだが、でっぷりとしたボディーは、まるで魚雷のようだ。大沢船長から「カツオが本気っぽい」との電話が入り、14日に乗り込んだ。釣りたてのカツオはオーロラのようにマリンブルーの帯が浮かんでは消える。釣り人じゃなければ、このカツオの美しさは確認できない。

 タナは海面から15~20メートル。20号のハリス(4メートル前後)にヒラマサバリ15号を結んで、大きめのオキアミを2~3匹垂らす。ハリにそって刺し込むパターンでもOKだ。ナブラ(魚の群れ)は足が速いので、釣れているときはテキパキとした手返しが求められる。

 大沢船長は「毎日、入れ食いということではないが、それでも、今回の群れはかなりデカい。ただ、早めに来てくださいね」とアドバイスした。