北京オリンピック五輪カーリング女子で1次リーグ突破の条件をめぐり、にわかに脚光を浴びたのがLSD(ラストストーンドロー)やDSC(ドローショットチャレンジ)といったキーワードだった。

LSDとは、先攻後攻を決めるために試合前に投じられるストーンのことで、ゴルフでいう「ニアピン勝負」のイメージに近い。そしてDSCは、各試合ごとのLSDをほぼ平均化した数値となる。

1次リーグでの先攻後攻はLSDによって決まっていたが、実は18日の決勝トーナメントからはLSDが行われなくなっている。五輪を含めた多くの大会では、1次リーグでの勝率が優れたほうのチームが先攻後攻を選択し、さらにはストーンの色も選べるためだ。

そのため、スイス(1次リーグ9勝1敗)と日本(同5勝4敗)が対戦した準決勝では、スイスが「後攻」と「黄色いストーン」を選択していた。

決勝では、1次リーグでともに5勝4敗だった日本と英国が対戦する。この場合には直接対決を制していた英国が、「先攻後攻」か「ストーンの色」のいずれか一方を選ぶことになる。

 

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