岩渕麗楽(れいら、20=バートン)が、平昌五輪に続く4位入賞となった。
岩渕は1回目、フロントサイドダブルコーク1080(縦2回転、横3回転)で80・00点をマークして4位。2回目にバックサイドのダブルコークの1080で82・25点、合計166・0点で4位をキープした。
そして3回目。女子では初めてとなる世界も驚く大技が飛び出した。メダルを狙ってこれまで縦2回転が最高だった女子で、縦に3回転するトリプルアンダーフリップを披露。1度は立ったもののバランスを崩して尻もちをついた。これにはほかの選手たちも駆け寄った。
順位は変わらず「また4位で悔しい」と話した。それでも、ライバルたちは岩渕のチャレンジを称賛。涙ながらに「こんなに喜んでもらえてうれしい」と言葉を絞り出し、「ちょっと今、(言葉が)言えないですけど…、みなさんに応援してもらえてうれしかった」。
16歳で臨んだ4年前の平昌五輪では、この種目で4位。日本勢女子の冬季五輪最年少メダル獲得にはわずかに手が届かなかった。雪辱を果たすべく取り組むようになったのが、体幹と下半身の強化だった。
サッカーの長友佑都や久保建英のトレーニングを手がける名トレーナ、木場克己氏の指導を受けながら弱点を見つけ、克服に取り組んできた。体幹を鍛え上げたことで、助走時からトリックを繰り出すまでに体勢を維持するのが可能となり、下半身強化によって着地が安定した。
平昌五輪4位から表彰台を狙ったが、その目標はかなわなかった。それでも岩渕が見せたチャレンジ精神には大きな価値があった。
【奥岡幹浩】




