なぜ? どうして? これを知ればミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の観戦がもっと楽しくなる。今回は「ジャンプの失格」について紹介します。

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ジャンプはスーツや道具によって結果が変わる競技と言われている。そのためルール違反を防ぐための検査が行われる。スーツや道具、体のサイズなどを測定した結果、登録されている数字と違った場合、失格となる。

まずは飛躍前、全選手がスーツの股下部分の長さのチェックを受ける。専用の測定器が設置されており、各選手の体のサイズによって算出された長さより短くなければ、クリア。スーツの股下部分は、実際の足の長さに比べて短ければ短いほど、体との間に余分な布部分ができて「ムササビ」のようになり、風を受けて遠くまで飛べるようになる。そのため、選手側はなるべく短くしたいという心理がある。検査をクリアしなかった選手は飛ぶことが許されず失格となる。

飛躍後は無作為検査が実施されている。チェックするポイントは毎回違う。

22年北京五輪混合団体で高梨沙羅が1回目の飛躍後に失格判定を受けた時は、スーツの太ももまわりのサイズが許可されていた数字より2センチ大きいと判断されたためだった。

スーツ以外にも靴やスキー板の長さ、体重など、あらゆるチェックポイントがあり、どこを検査されるかは、その時による。同じ試合中にも選手によってチェックポイントが違うこともある。無作為なので、検査を受けずに試合を終える選手もいる。