【リビーニョ(イタリア)=飯岡大暉】今季W杯3勝のチェ・ガオン(17=韓国)が、大逆転で金メダルをつかみ取った。

1回目は派手に転倒。しばらく起き上がれないほどのダメージを負い、2回目にもミスが出て得点は残せず。窮地に追い詰められたものの、3回目でフルメークに成功させ、決勝で唯一の90点台となる90・25点をマークした。

滑走後は涙を目にためて得点発表を待ったが、スコアを確認すると、そばで見守っていたコーチらに倒れ込むように抱きついて感情をあふれさせた。

表彰式後の取材では「初めてのメダルをとれて、うれしい。まだ信じられない」と喜びを表現。「1回目に激しく転倒したので、競技に出られないんじゃないかと思って泣いてしまった。正直に言うと最初は歩くことさえできず、足に力が入らなくてもう無理だと思ったけど、歯を食いしばって頑張り続けました」と振り返った。

この逆転劇に、4位入賞した清水さら(16=TOKIOインカラミ)も「めちゃくちゃすごいと思う」と尊敬のまなざし。「1本目すごい転倒しちゃって、2本目もこけてメンタル的に来るところがあると思うけど、そこで3本目決めて点数出してくるのは本当に尊敬できるしすごい」と、ライバルの執念のランをたたえた。

3連覇が懸かっていたクロエ・キム(米国)は銀。小野光希(バートン)は銅メダルを獲得。16歳の清水さらは4位、工藤璃星は5位。開会式で旗手を務めた冨田せなは9位となった。