東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は3日、来年に延期された東京パラリンピックの競技日程を発表した。開幕日が8月24日と曜日を合わせて1日前倒しになったことに合わせて、全体を364日スライド。9月5日の閉幕まで12日間、22競技539種目が21の競技会場で行われる。

組織委の中村英正大会開催統括は新型コロナウイルス対策によっては五輪・パラ問わず、競技の実施形態や、競技時間が変わる可能性を示唆した。現在、各国際競技団体(IF)、国内競技団体(NF)のガイドラインなどを調査中。それを今後の情勢を見極めながら、実際に大会計画に落とし込むかを判断する。

パラならではの障害者選手に特化した新型コロナ対策も講じるとした。中村氏は「暑さ対策もパラは、アスリートの障害の程度により、緻密な対策が必要だった。それと同様、コロナ対策もまずはベースとなる対策を検討した後に、パラアスリートの中で注意が必要な競技について安全な対策を取りたい」と語った。