東京パラリンピック(8月24日~9月5日)の大会組織委員会は15日、パラ選手村のプレオープンに合わせて、選手村ビレッジプラザ内に「修理サービスセンター」を開設したと発表した。
選手が万全の状態で競技に参加できるよう、競技中に発生した義肢装具、車いす等の故障に対して迅速な修理やメンテナンスを行う施設。リペアサービスを提供する高性能の義肢装具メーカーで、大会のオフィシャルサポーターを務めるオットーボック社が88年ソウル大会から設置してきたもので、今回が16回目のサービス提供となる。
26言語対応で、合計約1万7300個の修理部品を準備し、およそ2000件の修理サービス実施を想定している。選手村のほかにも、国立競技場など14か所の競技会場に順次「修理ブース」が設置される。
修理を手掛けるサービスチームは、世界各国から集まった約100人の陣容。開催国の日本からはオットーボック・ジャパンの技術者3人、日本全国の義肢装具製作施設や義肢装具士養成校から11人の義肢装具士が参加する。閉村日の9月8日までサービスは提供される。
組織委の小谷実可子スポーツディレクターは「参加する全ての選手のベストパフォーマンスを支える『修理サービスセンター』が開設されたことをうれしく思います。選手が安心して競技に取り組める環境を整えてまいります」。パラ陸上競技の男子100メートル、走り幅跳びで金メダルを獲得したハインリッヒ・ポポフ(ドイツ、オットーボックアンバサダー)は「04年アテネ大会から16年リオデジャネイロ大会まで、オットーボックの修理サービスセンターは私が出場したパラリンピックにおいて不可欠なサポートでした。この修理サービスは非常に重要。もし義肢装具が大会本番で故障したら、長年積み重ねてきたトレーニングは全て無駄になります。また技術的な側面のみでなく、修理サービスセンターによる精神的なサポートも重要な役割を果たしています。技術者とアスリートの緊密な協力により親睦が深まり、アスリートに勇気を与えます」とコメントした。


