【パリ3日=竹本穂乃加】 バレーボール女子日本代表が、2大会ぶりの決勝トーナメント(T)進出へいちるの望みをつないだ。1次リーグ0勝2敗で望んだケニア戦でストレート勝利。4日にフランスが米国を3-0で破れば、日本が全体8位に食い込む。地力的に米国勝利が濃厚と厳しい展開だが、可能性を信じて待つ。

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3-0のストレートでケニア戦勝利が決まった瞬間、古賀は両手を挙げた。ベンチから飛び出した小島に抱きつかれて、ふらつく。「紗理那と、これだけすごい選手と一緒にできるって本当に幸せなこと」。盟友の熱い思いを肌で感じ、古賀も感情があふれた。「今日はキャプテンとか関係なく、バレーボールが大好きな古賀紗理那として戦った」。目には涙が浮かんでいた。

1次リーグ最終戦。ストレート勝利が必須の日本は、第1セット(S)から快調に飛ばして25-17と先取。第2S中盤で押される展開に陥っても、チーム最多16点を挙げたエース古賀を中心にスパイクを打ち込み、振り切った。

25年ぶりの1次リーグ敗退を喫した21年東京五輪から3年。監督に再就任した真鍋監督の下、パリ五輪切符獲得を一番に掲げて進んできた。本番ではポーランド、ブラジルに連敗を喫し苦境に立たされたが、指揮官が「本番よりも難しい」とする五輪予選を勝ち抜いた自信は消えない。試合前には「世界で一番練習しているのだから、最後くらいは楽しくやったらどうか」と送り出された。

1次リーグ突破への最低条件となるストレート勝利を達成。ただ、厳しい状況に置かれており、今大会限りでの現役引退を表明している古賀にとっては、ラストマッチの可能性もある。指揮官は「本当に良く日本のために頑張ってくれた」と笑顔。全力を尽くした真鍋ジャパンは、わずかに残る可能性にかける。

【バレー】女子日本、ケニアにストレート勝ちし1次L初勝利 8強進出は仏結果待ち/ライブ詳細