柔道男子代表の井上康生監督(41)が2日、自身のインスタグラムを更新し、2月27日の東京オリンピック(五輪)代表発表会見での「男泣き」の理由について説明した。

「先日の内定選手の発表会見では私の未熟さゆえ、皆様方には大変お恥ずかしい姿をお見せしてしまいました。会見を振り返り、あの場で涙することは監督として我慢すべきことだったと反省しております。当然のことですが、代表選考にあたっては私だけが苦しんだということはありません。強化委員長、副委員長、各階級担当コーチ、スタッフ。そして選手の所属の方々やご家族、応援してくださっている皆様。そして何より辛かったのは代表になれなかった選手であったはずです。世の中のスポーツ組織の監督、指揮官はこうした場面をいくつも経験され、心で涙しながらも現実の厳しさに耐えながら仕事を全うされているのだと思います。私も全日本男子柔道強化総監督という立場にある以上そうすべきでしたし、冷静に対処し、自分をコントロールしなければいけなかったと思っております。内定選手が勝ち取った代表権は、選手それぞれの努力の結晶です。これを誇りに思い、東京オリンピックでは何よりも自分のために戦って欲しいと思います。そのうえでやはり、我々は代表になれなかった選手たちのことを忘れてはならないと思います。我々には東京オリンピックの舞台に立つ者としての責任があります。全てを背負って戦いたいと思います」(原文のまま)

全日本柔道連盟は代表選手の準備期間確保を重視した「3段階」による早期内定制度を初導入し、今回が「2段階目」となった。強化委員会後の会見で男女12階級の五輪代表を発表し、井上監督は「今はぎりぎりで落ちた選手の顔しか浮かばない…」と、声を詰まらせながら各階級の2、3番手選手の名前を1人1人挙げて涙する姿が話題になった。