東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの観客上限方針などを話し合う大会組織委員会、東京都、政府、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)の5者協議が28日、都内とオンラインで行われた。

組織委の橋本聖子会長(56)は注目の観客観客の上限について、まず共同ステートメントを読み上げた。

「海外からの観戦を認めないとの大きな事情変更がある中で、変異株による国内感染の状況も踏まえ、観客数に係る判断は6月に国内のスポーツイベント等における上限規制に準じることを基本に行うことに合意しました。なお、IOC、IPC、組織委は、さらなる大会関係者の削減に引き続き努めます」

続けて、自らの口で「無観客という覚悟も持っている」とはっきり口にした。「他方で、状況が許せばより多くのお客さんに見てもらいたい」と有観客へのこだわりも示しつつ、無観客について言及したことは大きな注目点に。追加で質問されると「医療に支障を来す場合は」との補足した。

大会期間中の新型コロナウイルス対策と選手らの行動ルールをまとめたプレーブック第2版についても、この日夜の発表に向けて議論を進めて合意した。その中で特に重要な合意事項として発表されたのは以下の通り。

・全ての大会関係者に、出発前に2回の検査を実施する。

・アスリートとアスリートに同行するチーム役員は原則として毎日検査を実施。検査日時は、競技種目や大会スケジュールに応じて設定。

・アスリート以外の全ての大会関係者も最初の3日間は毎日検査を実施。その後は、各自の業務上の役割の性質やアスリートとの接触に応じて、滞在期間中定期的に検査。

・原則として、滞在中は本邦活動計画書に記載した活動に限定。国内在住者や既に日本に14日以上滞在している各人との1メートル以内での接触を最小限に。

・原則として、移動の際は大会専用車両のみで、公共交通機関を使用してはいけない。

・原則として、食事は、新型コロナウイルス対策が実施されている場所(大会会場におけるケータリング施設、宿泊先内レストラン、自室内でのルームサービスやデリバリー)に限定。

・濃厚接触とは、陽性者とマスクを着用せずに1メートル以内で長時間(15分以上)接触した場合を指し、この定義は特に、閉鎖された空間で起きた場合に適用され、保健当局によって判断される。