テニスの東京オリンピック(五輪)代表選考が、混乱状態に陥った。

新型コロナウイルスの影響で、テニス統括団体のITF(国際テニス連盟)、ツアーを統括するATP(男子プロテニス協会)、WTA(女子テニス協会)の3団体は18日(日本時間19日)、6月7日まで、一切の大会を開催しないと発表した。

東京五輪のシングルス代表は、まず6月8日発表の世界ランキングで、1カ国および地域最大4人まで計56人が選ばれる予定だ。しかし、同月7日まで大会が開催されないとなると、どの時点での世界ランキングが採用されるのか。

世界ランキングを運営するATPとWTAは、6月7日までの中断期間、ATPは3月9日付、WTAは同月16日付の世界ランキングを凍結すると発表している。その後の扱いに関しては未定のままだ。

もし現在の世界ランキングが採用されたとすると、日本男子は世界31位の錦織圭(30)、同48位の西岡良仁(24)の2人、日本女子は大坂なおみ(22)1人だけが代表圏内となる。