女子ボートレーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は寺田空詩(23=山口)を紹介します。SG2冠の寺田祥を父に持ち、西岡顕心、藤原碧生、竹間隆晟ら、すでに上の舞台で活躍するハイレベルな仲間と養成所時代はもがき苦しんだ。デビュー後も順風満帆ではなかったが、たゆまぬ努力が実を結び、A1級を狙えるまでに成長した。オフの日はガチャガチャと旅行を楽しむ今どき女子に迫る。


-ボートレーサーになったきっかけ

寺田空詩(以下寺田)

高校生の時にボートレース徳山でペアボートを体験して楽しかったんですよ。そこで初めて、こんなスピードが出るものに乗っている父の仕事も分かりました。その時はレーサーになりたいと思わなかった。将来は大学進学も考えていたけど、レーサーもありだなと思って養成所に入りました。

-父の存在

寺田 幼少期はボートレーサーということも知らなかった。たまに帰ってきては、どこでも連れて行ってくれる家族思いの優しい父でした。優しいところは変わっていないけど、同じ立場になって仕事に取り組む姿勢とか、尊敬できる部分が増えましたね(笑い)。

-デビュー初のA1級が狙える位置

寺田 養成所時代は、ボートを操縦することは難しいという厳しい現実を知りました。なんとか卒業できたし、デビューしてからはたくさん練習しました。A1級は意識しているけど、今期は(6・06。8日現在)エンジン運に助けられています。実力で勝率を残しているわけではないし、技術面は足りてないから、もっと練習しないといけないですね。

-はまっているもの

寺田 ガチャガチャにはまっています。1節終わったら、自分へのご褒美に楽しみます。かわいいキャラクターがあれば行列に並んででもやりますね。でも、ガチャガチャもエンジン抽選も期待している物はなかなか出てくれない(笑い)。どちらかというとエンジン抽選の方が強いですね。

-海外にも好奇心旺盛

寺田 先日イタリアのベネチアと、フランスのニースへ行って来ました。ベネチアは水の都とあって街並みはきれいだったし、食事もおいしかった。ニースは、Netflixの「オフライン・ラブ」の舞台で聖地巡礼もしてきました。異国の雰囲気を体験してリフレッシュできたし、また行きたい。

-ボートレースの魅力

寺田 スピードはもちろんだけど、スタートする時の緊張感、1Mを攻める迫力、味わったことのない大きな声援は力になります。それに、頑張ればたくさんガチャガチャができるところですね(笑い)。

◆寺田空詩(てらだ・くう)2003年(平15)10月11日、山口県生まれ。山口支部。129期生として、21年11月に徳山一般戦でデビュー。獲得賞金は1179万7000円(10月5日現在)。153センチ、46キロ。血液型O。

◆寺田空詩の出場予定レース 10月27日~31日・岡山県の児島ボート。11月7日~12日・山口県の下関ボート。11月19日~25日・長崎県の大村ボート。