2場所連続して優勝と勢いに乗っている山口龍也(27=長崎)が、チャレンジ準決4Rを頭脳的な走りで快勝した。

打鐘で前に出ると、古川大輔-岡崎哲昌の中国勢の動きを待って3番手を確保。最終2角から鋭いまくりで決着した。「板橋(慎治)さんと早めから踏み合いになった。逃げたら苦しいと思ったので、中国勢の動きを待ちました」と、してやったりの表情。

決勝7Rには九州勢が6人進出した。松本秀之慎が先頭の熊本トリオが中心になるが、山口は準決3Rで松本を破った121期の田中要という好目標を得た。「優勝を意識しないで、ラインで上位独占する走りをしたい」と気持ちを振るい立たせていた。