シードレース「龍虎賞」が12Rで行われ、新田祐大(29=福島)が勝利した。

 正攻法の平原康多-武田豊樹-神山雄一郎を村上義弘-稲川翔に新田の順で追走。赤板で深谷知広-金子貴志-浅井康太が前に出ると、村上-稲川、さらに新田と続いた。打鐘過ぎから巻き返した平原-武田-神山を、深谷-金子-浅井が突っ張って先行。平原は金子に止められ、その外で並走となった。最後方に置かれた新田だが、最終2角すぎから豪快にまくり、逃げる深谷をとらえて1着。平原の後ろからまくった武田が2着、中団から伸びた村上が3着に入った。

 この日は単騎の戦いを強いられながら、ダービー王の貫禄を示した新田。「きのう(青龍賞4着)ふがいない競走をしてしまったので、何とか挽回したかった。準決も力を出し切れると思う」と、さらなる奮起を誓った。

 2車単(8)(1)は1020円、3連単(8)(1)(2)は9380円。

 (注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)