岐阜G3が始まった。検車場に行くと、おなじみの小嶋敬二や富永益生がいてテンションが上がった。

富永にはお尻に蹴りを入れた。小嶋には「富山でトークショーやっとったなー」と振ると「司会の市田(佳寿浩)より俺の方がしゃべったった」と、全盛期の先行をほうふつとさせるしゃべりだったようだ。

地元は志智俊夫、笑いが絶えない川口公太郎、聖二のツートップがいて、声高のっぽの横関裕樹や、常に笑顔の追い込み職人大洞翔平がいる。私にとって中部勢は銀河系軍団に見えた。しかし、特選には誰もいない…。


ヤマコウは犬伏湧也に本来のレースぶりを期待
ヤマコウは犬伏湧也に本来のレースぶりを期待

今年のビッグは近畿と関東の独占状態で、中四国にかつてのような勢いがない。中核を担うのは犬伏湧也だが、直前の函館オールスターでは存在感がなかった。

先行選手としてドリームレースに選ばれたものの、単騎が響いて9番手に置かれた。シャイニングスター賞は真杉匠をたたこうとして、反撃するチャンスを逸した。そして、ズルズルと終わってしまった印象だ。

「富山から引き続き調子は良かったが、初日単騎だったことでリズムに乗れなかった。自分は初日から距離を踏んで足に刺激を入れるタイプで、その後、走ったり休んだりで体は軽いけどピリッとしない6日間だった」と振り返る。

これから賞金争いもヤマ場に入る。「自分らしい走りをして賞金の上積みをしたい」と犬伏は気合を入れた。

彼はラインがあって持ち味が出るタイプ。新山響平もそうだが、単騎が続くとリズムを壊してしまう。ラインができる時は大切に取り組みたいところだ。(日刊スポーツ評論家)