パールカップは、勝ち続ける佐藤水菜を誰が止めるのかが焦点だ。いつものメンバーに加え、G1初出場の北岡マリアや半田水晶がどこまで通用するのか。今回は半田に話を聞いた。

ヤマコウはG1デビューの半田水晶(左)に注目した(撮影・石井愛子)
ヤマコウはG1デビューの半田水晶(左)に注目した(撮影・石井愛子)

テレビでは堂々とした印象だっただけに、取材で見せた緊張気味の表情は意外だった。「初出場で怖い気持ちと、自分がどれだけやれるか楽しみな部分がある」ということで、今回の開催は自分の現在地を知る大切な場所になる。円盤投げで鍛えた体は厚みがあり、先行で勝負する資質を感じさせる。なぜ先行にこだわるのかを聞くと「カッコいいから」と言う。

3月の防府で行われたガールズフレッシュクイーンでも、誰もが半田の先行を前提に走っていた。結果は4着だったが、自分のスタイルを貫いた走りに、先を見据える志の高さを感じた。東予選7Rは憧れの奥井迪や、最強の佐藤らと走る。佐藤以外の選手にとっては、半田に先行してもらい、その上をまくる展開が理想だ。

社会人を経験した選手は、今の自分が恵まれた環境であることを理解していることが多い。彼女はそれが戦法に表れている。半田がどこまで通用するか注目したい。(日刊スポーツ評論家)