無観客レースの初日に特大の万舟券が飛び出した。10Rはカド山崎郡、イン後藤隼之、大外の阿波勝哉が人気を集めたが、1Mでその3人がやり合う形に。5枠5コース発進から1M最内を差し抜けたのは、54歳の三品隆浩(東京)だった。2着に広瀬真也、3着・高橋直哉の人気薄で(5)(2)(3)で決まり、2連単5万7490円(29番人気)3連単は14万9290円(117番人気)のダブルで大万舟券となった。

演出した三品は「お客さんに(生で)見せたかった」と満面の笑み。左に山崎、右は阿波がいて「両サイドに伸びられる。どう(外に)替わろうかとばかり考えていた」が、スリットを出るとすぐに引いて外に開き、「仏の道が開いた」最内を差し抜けた。「33年も選手をやってるとこういうこともあるんだね。足は良くないけど1着取れて気が楽になったよ」とまた笑顔。2日目8Rは1枠で登場する。