元競輪選手で往年の名レーサーとして知られた中井光雄氏(なかい・みつお)が7日午後5時15分、心不全のため滋賀県内の病院で死去した。86歳。

滋賀県出身で1950年(昭25)にプロデビュー。54年から高松宮杯を3連覇するなど特別競輪(現G1)を8回制覇した。57年には日本人として初めて世界選手権自転車競技大会に出場するなど、89年7月に引退するまで活躍した。引退後は功績をたたえて「中井光雄杯」が創設された。通算成績は3468戦1016勝で勝利数は歴代5位。

通夜は9日午後6時から大津市浜大津4の6の17 浜大津シティホールで。告別式は10日午後2時から同ホールで。