飯塚のエース、荒尾聡(42=飯塚)が大会3度目の制覇を飾った。G2は10度目、通算72度目の優勝。鈴木圭一郎は猛然と追い上げたが、惜しくも2着。3着は中村杏亮が入った。

地元エースが燃えた。荒尾は1周バックで3番手に上がると、2周3角で2番手へ浮上。先行する中村のスピードが上がらない中、荒尾は徐々に差を詰め、6周1角で中村の内へ執念の切り込みを見せた。逆転で先頭に立つと、今度は後方から鈴木が猛然と追い上げてきた。ゴールまで激しい攻防が展開されたが、荒尾は冷静に内をしっかり締め、最後まで振り切った。

レース後、笑顔はなかった。6周1角の切り込みが審議対象となったからだ。「(6周1角で中村)杏亮に迷惑をかけたので、素直に喜べないですね。申し訳なかったです」。それでも、最後は本領のさばきを発揮した。

今年のグレードレースは3月の山陽特別G1プレミアムカップ、6月の伊勢崎G2稲妻賞に続いて3度目の優勝となった。次節は伊勢崎SGオートレースグランプリ(10~15日)が控える。「また、頑張ってきます」。ファンからは大きな歓声が届いた。