鈴木圭一郎(29=浜松)がライバル青山周平との直接対決を制し、完全Vで今年3度目、通算18度目のG1制覇を果たした。自身2度目の13連勝も達成。中村雅人の最多15連勝に「あと2」と迫った。

3月の特別G1プレミアムカップ優勝戦の再戦となった「2強対決」に注目が集まった。単独トップの試走3秒25をマークした鈴木は、早めの仕掛けから2周3角で荒尾聡のインに切り込んだ。「少し焦りがあって、いつも行かないところに入ってしまった。荒尾さんに申し訳ないです」。反省したが、3周目からは青山との一騎打ち。冷静に立ち回り、1着でゴールした。

「最近は部品に当たっていて、エンジンが安定して動いてくれる。これで抜かれたら仕方ないと思っていた。気温の割にタイムも出ましたね」。今月24日から始まる飯塚SGオールスターに弾みをつけた。「流れが非常にいい。オールスターは相性のいい大会。整備日から、しっかり準備をしていきます」。鈴木が最高の形で次のステージを迎える。