2年連続で世界女王に輝いた佐藤水菜が、国内で敵無しなのは当然のことだった。G1競輪祭女子王座戦の決勝は、仲沢春香の先行をホームからまくり、通算6度目のG1優勝。今年全ての女子G1を制覇した。
たたかれて佐藤に付け直した仲沢が、直線で佐藤の後輪に追突し、後続3人を巻き込む落車になったのは、偉業達成にアヤを付けてしまった。「レース内容は良くないし、アクシデントがあったから素直に喜べない。今の自分ではグランプリは勝てない。1カ月しっかり練習します」。
ちょっぴり後味の悪い結末に、佐藤も笑顔はなかった。表彰式では言葉に詰まり、涙ぐむ場面もあった。
しかし、この優勝で今年に掲げた“年間グランプリスラム”という壮大な目標に王手をかけた。夢物語は、年末の地元平塚で開催されるガールズグランプリで完結する。【松井律】





















