惜しまれながら引退して8年。元選手ならではの視点を交え執筆します。第1回は、17日開幕の浜松オートSG全日本選抜に向け、同じ32期の鈴木圭一郎選手(31=浜松)についてです。

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みなさん、こんにちは! 元オートレース選手の益春菜です。今回の全日本選抜から日刊スポーツでコラムを担当することになりました。2018年に引退してから8年、生活は激変しオートレース界から少し離れていましたが、レースのことや現役時代のことも少し書いていきます。

今年1発目のSGの舞台は浜松。今回、私の注目選手はなんといっても同期の鈴木圭一郎選手です。32期では最年少で、養成所時代からオートレース愛は誰よりも強かった。乗ることだけでなく、整備でも探究心が止まらないのが圭一郎選手のレーサーとして最大の武器。レースでは、クールで引き締まった表情をイメージされると思います。

その半面、レースを離れると穏やかな表情で怖がりの一面もあるんです(笑い)。大の飛行機嫌いなのもその1つで、いつも陸路を使って移動していました。そのギャップが面白くて、弟みたいにかわいくて、圭一郎選手の人間味あふれる魅力だと感じていました。

ロッカーでの思い出もあります。テレビ中継でファンの方から届いた応援メッセージが読み上げられるのですが、その送られてきたFAXを大切に保管している圭一郎選手の姿が強く印象に残っています。ファンへの感謝と敬意を抱きながら、いつもレースに臨んでいるんですね。

SGというのは選手にとって緊張感が高まります。ハンデ戦が少なくゼロオープンが増えるので、一直線横並びに「よーいドン」で始まって「本当に速いヤツが勝つ」というレースが私はすごく好きでした。これから、オートレースの魅力も発信していきますので、次回もどうかお楽しみに!

(元オートレース選手)