後半型の長田恭徳(31=山陽)が、1R一般戦でシリーズ初勝利を挙げた。すでに勝ち上がり権利は失っているが、お手本のような内外自在のレース運びを披露した。「初日から何も調整していない。タイヤも2日目と同じ物を使った。3日目のレース前に、急きょ右側のハンドルを交換した。それも良かったのかもしれないですね」と振り返った。長田は、鈴木圭一郎を筆頭に精鋭ぞろいの32期生。スタート巧者ではないがS級にランクイン。20年の令和グランドチャンピオンカップでは、G1戦の初制覇を飾っている。一昨年1月の伊勢崎G1シルクカップで落車負傷。8カ月以上も戦線を離脱した。「あのときは入院して2度の手術をしました。引退も考えたぐらいです。今でも右手首に違和感はあるけど、それに合わせられるように研究しています」。苦悩の日々を明かした。実弟で飯塚所属の若手ホープ長田稚也は、すでに今年3度のG1タイトルを獲得している。「弟のことは応援していますよ。普段は兄弟で、あまり仕事の話はしませんけど」。弟の話題に表情がゆるんだ。「自分も気持ちだけは切らせていない。もちろんSGなど大きな舞台でも結果を出したいけど…思うように走れないことが多くて正直、歯がゆいときもあります」。今後の意気込みを聞くと、「3年計画ですね(笑い)。少しずつでも改善して、現状の中で理想の形を作りたい。今節はエンジン悪くないので、残り2日間も頑張ります」。時間はかかるかもしれないが、兄弟で活躍して業界を盛り上げてくれる日が来そうだ。
【オートレース】長田恭徳、シリーズ初勝利「少しずつでも改善して現状の中で…」/伊勢崎G1
<伊勢崎オート:ムーンライトチャンピオンカップ>◇G1◇3日目◇29日





















