第54回中部地区プロ自転車競技大会が15日、名古屋競輪場で行われた。チームスプリントは三重チーム(真鍋顕汰、谷口遼平、伊藤京介)が、1分13秒285の好タイムで制した。

チームスプリントの強豪・三重支部に、黄金ルーキーが新たな化学反応を生んだ。真鍋顕汰がスタートダッシュを決めると、2番手の谷口遼平がスムーズにつなぐ。圧巻だったのは3走を務めた129期の新人・伊藤京介。高いスピード域で2周追走したにもかかわらず、さらに加速。ゴール線まで力強く踏み上げた。

伊藤は「真鍋さんのスタート、谷口さんのスイッチがうまかった。先輩2人のおかげで持ち味を出せた」と、好連係での優勝にうなずいた。

しかし、新チームでの練習期間はわずか3日。真鍋は「もう少し練習すれば、まだ伸びしろがある」と、さらなる進化を目指す。

現状でも全プロ優勝を十分狙えるタイムだが、谷口は「自分のところが一番タイムを上げられると思う。京介もすぐS級に上がってくるだろうし、3人で寬仁親王牌の特選乗りたい」と力を込めた。

それぞれがレベルアップを積んだ先に待っているのは、9年ぶりの全プロ王座奪回だ。