サッカー現場発

100ゴールへM2“トヨグバ”の復活が気がかり

サガン鳥栖の元日本代表FW豊田陽平(35)が、J1通算100ゴール目前で足踏みしている。

ゴールを決め喜ぶ鳥栖FW豊田陽平(2019年9月18日撮影)
ゴールを決め喜ぶ鳥栖FW豊田陽平(2019年9月18日撮影)

現在98得点。マジック2で迎えた7月26日C大阪戦で今季3試合目の先発を果たした。こぼれ球をシュートするなどチャンスはあった。だが生かしきれずに後半41分、無得点で交代した。だが強靱(きょうじん)なフィジカルを生かし、ゴールの予感は感じさせているだけに今後に期待だ。

本人も前を向いている点が好材料だ。リーグ再開後初の有観客試合となった7月12日のホーム広島戦。2694人のサポーターが入場したが力に変えられず、昨季から続く連続無得点記録をJ1ワーストの「7」に更新した。それでも「得点のにおいは増えてきていると思います」と話していた。

J1名古屋時代の05年7月13日鹿島戦でJリーグ初得点を決めて以来、京都、鳥栖を渡り歩き得点を重ねてきた。鳥栖では、15年8月29日神戸戦で、96年にFWカズ(現横浜FC)が達成して以来、史上2人目となるJ1で4年連続の15ゴール以上を記録するなど、エースストライカーとして君臨した。

だが17年以降、新戦力の台頭などで低迷している。18年は、元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(36)や元日本代表FW金崎夢生(31)の加入もあり、鳥栖加入後初の無得点に終わる屈辱を味わった。それでも昨季は、26試合出場4得点。J1通算100得点まであと2点に迫っていた。

5月15日、コロナ禍による活動休止からJ1で初めて再開された全体練習で「生活の部分など社会の中で責任が求められる。(J1の)先陣を切っただけに、より大事になる」とし、より気持ちを引き締めていた。その気合の表れか、今季はここまで6試合に出場。Jリーグ17年目のシーズンに挑んでいる“トヨグバ”の復活が気がかりだ。【菊川光一】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)

◆菊川光一(きくかわ・こういち)1968年(昭43)4月14日、福岡市博多区生まれ。福岡大大濠高-西南大卒。93年入社。写真部などを経て現在報道部で主にJリーグや高校野球などを担当、プロ野球などのカメラマンも兼務する。スポーツ歴は野球、陸上・中長距離。

日刊スポーツのサッカー担当記者が取材現場の空気を熱く伝えます。

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