日本代表DF吉田麻也(28=サウサンプトン)が1日、千葉市内で行われた小学生対象のサッカースクールに参加した。守備やヘディングなど丁寧に指導。最後に実施したミニゲームも一緒にプレーし、地面にたたきつけるヘディングでゴールを奪い盛り上げた。

 質疑応答の時間では、小学生からの鋭い質問に、たじたじとなる場面も。「1番技術がある日本人選手は?」という質問には「小野伸二選手かな。全然ボールを取れなかったもんな」と答えた。また、6月の親善試合シリア戦、W杯アジア最終予選イラク戦でセンターバックを組んだ、鹿島DF昌子とのコンビネーションをたずねられると「どう見えた?」と逆質問。続けて「まだ2試合しかやっていないから、これからかな。森重選手もいるし、仲間だけどライバル。誰と組んでも誰が出ても、(8月31日に対戦する)オーストラリアに勝って、W杯に行けるようにしたい」と、真剣に答えていた。

 参加したすべての子どもに、サインと記念撮影をしてイベントを終えた吉田は「子どもたちから元気、パワー、エネルギーをもらえた」と、充実した表情で話した。