サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は東アジアE-1選手権の初戦で台湾女子代表と対戦し、9-0で大勝した。

高倉麻子監督はFW岩渕真奈や中島依美ら常連組に加え、代表初出場となるMF栗島朱里、DF清家貴子ら新戦力も交えたメンバーを大会開幕戦の先発に送り出した。

まずは前半7分、岩渕がゴール前でのドリブル突破から先制点を挙げると、直後の9分にはFW田中美南、16分にはMF小林里歌子が追加点。38分にはペナルティーエリナ内で倒された田中がPKを沈め、44分には左サイドのクロスにMF松原有沙が合わせて前半だけで5得点を挙げた。松原は代表初ゴールとなった。

大きなリードを奪って前半を折り返した日本はハーフタイムに田中に代えて開催地の韓国のリーグでプレーするFW池尻茉由、MF遠藤純に代えて代表初招集のMF林穂之香を投入した。

攻め手を緩めない日本は後半8分に池尻が代表初得点となるPKを沈めて6点目。同21分には左サイドでFKを得ると、中島の蹴ったボールにDF清家貴子が頭で合わせ、こちらも代表初出場初ゴール。リードを7点に広げた。

後半25分には岩渕がまたも華麗なドリブルから、この日2点目となるゴールを挙げ、同ロスタイムにも1点を追加して試合は終了。台湾から大量9点を奪取し、10年以来4大会ぶりの優勝へ向け、最高のスタートを切った。