パリ・オリンピック(五輪)アジア最終予選に臨む女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」が19日、千葉県内で練習を実施した。24日に中立地で開催予定の北朝鮮戦まであと5日。しかしいまだにその第1戦会場は未定となっている。想定外のハプニングにストレスを抱えながらも、冷静な様子で着々と準備を進めている。
重苦しくなってもおかしくない雰囲気の中、チーム練習を人一倍明るくしている選手がいた。2月19日、この日に24歳の誕生日を迎えたDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)。練習前のミーティングではチームに向けて笑顔で話をした。太ももがチャームポイントで「とにかく明るい」高橋はな、だ。
約1時間ほどの練習を終えた高橋は「(練習で)みなさんが祝ってくれたのでありがとうと言いました。ただ誕生日は、私がみなさんにありがとう、って愛を伝える日だと思います! だから、ありがとう!」とメディアに向けて満面の笑みを浮かべた。
合宿の手応えは十分なようで「コンディションを上げるのが目的だが、チームとしての積み上げもしっかりできている」。球際での激しい攻防が予想される北朝鮮戦にあって、持ち前の太ももを生かしてガンガン戦うことを誓った。
高橋の前向きなキャラクターが、気分が下がりそうな状況のチームを盛り上げている。欧州組の主力、長谷川唯は練習に加わっているが、DF熊谷紗希、南萌華は宿泊先に到着したまで。ほかの欧州組はまだ合流できていない。そんな中、GK山下杏也加も「ムードメーカーの(高橋)はなのイベントがあると、チームが明るくなる」と喜んだ。
当の高橋は「代表活動中に誕生日を迎えられるなんて、こんな幸せはない」とまた笑顔。そして第1戦に向けた長時間の移動、不透明な気候も待っているが、「私自身はそんなに気にしていない。コンディション挑戦は難しくなるが、それは相手も同じ。相手が変わる訳ではないので」とどこまでもポジティブな発言。「どこまでも明るい高橋」の存在がチームを明るく照らしている。

