アジア・サッカー連盟(AFC)は3日、サウジアラビアで2027年1~2月に開催が予定されていたアジア・カップを、27年12月23日~28年1月21日に延期すると発表した。中東情勢の混乱を受けた措置。サウジアラビアではイエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃が続いている。これに伴い森保一監督(58)は年内の活動をもって退任となり、来年3月からU-21代表大岩剛監督(54)が兼任する見込み。ただしロサンゼルス五輪予選を兼ねたU-23アジア杯(28年1月4~22日、日本開催)と重なるため、大岩監督がどちらの指揮を執るのか、さまざまな問題が浮上している。
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解説 現U-21代表の大岩監督は、来年3月からA代表との兼任となる。かつて98年W杯後に就任したトルシエ監督が、00年シドニー五輪と02年W杯日韓大会の双方で指揮を執った。
世界でもあまり例がないように、兼任監督は難しい作業だ。日程面がハードな上に精神的な負荷がより高まる。そして選手選考がネックになると考える。
トルシエ監督の場合、五輪代表で活動した中田、中村や、小野、稲本、高原といった「黄金世代」はA代表でも中心的な立場だった。つまり五輪とA代表が同じような顔触れで常に活動していたのは利点だった。
しかし現在は違う。以前に久保が口にしたこともあったが、現A代表は完成度が高い。30歳前後でピークを迎えている選手が多く、この4年間で世代交代が一気に進むとは考えにくい。
例え五輪代表とA代表でやるサッカーのスタイルは同じでも、メンバーが異なれば異なる2チームを指揮するものとなる。接する選手の数も倍増となる。
監督の仕事とはチームマネジメントゆえ、選手個々との向き合いが大事だ。28年のカレンダーをみれば、あまりにも「兼任」によるリスクは大きいように思う。【佐藤隆志】

