「ルヴァン組」でルヴァン杯をとる! セレッソ大阪は29日、浦和レッズと激突する30日ルヴァン杯準々決勝第1戦(ヤンマースタジアム長居)に向けて大阪・舞洲で調整した。

 J1リーグ戦は日本代表のW杯アジア最終予選により間隔が空き、主力組も使える状態だが、尹晶煥監督(44)はあえて「ルヴァン組」で臨むことを明言した。

 「(ここまでの過程は)ルヴァン組が作ってきたもの。1試合目は彼らを中心に臨む。先発は3人ほど入れ替えるが、今いるメンバーを最大限に活用したい」

 優勝を争うリーグ戦は、26日の鹿島戦で0-1と敗れ、2位から勝ち点7差の5位に後退した。とはいえ可能性はまだまだあり、ルヴァン杯、天皇杯もチャンスがある。クラブ悲願の初タイトルへ突き進む意欲は十分だ。

 「ルヴァン組」のMF福満隆貴(25)も心意気に感じている。「ルヴァン組で戦えるのはうれしいし、このチャンスをものにしないと、この先試合に出るチャンスを失うかもしれない。強い気持ちを持って臨めると思う」。負けられないホームでの初戦。「ルヴァン組」が先陣を切る。