今季J1に昇格した松本山雅FCとJ2大宮アルディージャがプレシーズンマッチを行い、大宮が2-0で勝利した。

松本は新戦力FWレアンドロ・ペレイラと東京五輪世代のFW前田大然が2トップを組んで先発した。前半15分には前田が左サイドからペナルティーエリア内に切り込んでやや角度のないところから左足でシュートを狙ったが、GKの

好セーブにあった。

大宮の先制点は前半27分。左サイド深くに抜け出したFWフアンマ・デルガドの低いクロスに走り込んだMF石川俊輝が右足ダイレクトで合わせてネットを揺らした。

大宮の1点リードで迎えた後半は2分にレアンドロ・ペレイラがフリーキックを頭で合わせてゴールを奪ったかに見えたが、オフサイドの判定で得点は認められず。移籍後の“初ゴール”はお預けとなった。

後半38分に大宮の19歳MF奥抜侃志(かんじ)が右足で豪快に決めて追加点を奪い、試合はそのまま終了した。松本はこの後鹿児島でのキャンプが残っており、戦術的な仕上げはこれからの段階。前田は「まだ疲れが残っている状態で個人的にもチームも状況を確認できた。これからよくなっていく」と敗戦も前向きに捉えた。