なでしこリーグは23日、9月の台風15号の影響で延期されていた第11節の1試合が行われ、日テレがFW植木理子(20)の3戦連続ゴールなどで千葉に2-1で勝利した。日テレは4連勝とし、得失点差で浦和をかわして首位に浮上。史上初のリーグ5連覇へ近づいた。11月10日の国際親善試合・南アフリカ戦(北九州)に臨む日本代表発表を翌24日に控え、高倉麻子監督も視察に訪れた。

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右膝の負傷から復活した日テレベレーザFW植木理子が後半18分に3戦連発となる決勝点を挙げた。

6月のW杯フランス大会直前の5月19日の長野戦で右膝を負傷。代表合宿に合流したが全体練習には1度も参加できず、無念の離脱。大舞台に立つ夢はかなわなかった。復帰後はリーグ戦で途中出場を繰り返して試合勘を取り戻し「みんなよりおくれを取っている分、ゴールで貢献したい」とここ3戦4発。かつての輝きが戻ってきた。見据える先は代表復帰で「来年は五輪もある。復帰できるように結果を残し続けたい」と力を込めた。