新潟監督7×7で鼓舞「シュート2本はありえない」

  • 練習を見つめるアルベルト監督(右)(撮影・小林忠)
  • シュートをセーブする小島

J2アルビレックス新潟は新型コロナウイルスの影響による3月15日までのJリーグ全試合延期決定から一夜明けた26日、聖籠町のクラブハウス練習場で約2時間の練習を行った。アルベルト監督は、Jリーグの判断を尊重し、3週間の中断期間でチーム力をより高める方針を示した。新潟は、試合が再開される予定の3月18日、ホーム・ファジアーノ岡山戦に向け準備を進めていく。

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国内での新型コロナウイルス感染拡大に影響されることなく、グラウンドにはいつもと変わらず情熱的に指示を出すアルベルト監督の姿があった。7対7のミニゲームでは、「2分間のゲームの中で2本しかシュートがないのはありえない。20本は打て!」とシュート意識を高く持つよう選手を鼓舞した。

25日、3月15日までのJリーグ全公式戦の延期が発表され、新潟はJ2第2節松本山雅FC戦、3節ジェフ千葉戦、4節FC琉球戦が延期となった。アルベルト監督は「Jリーグの決断を尊重する。サッカーの試合より、人々の健康が第一。早く終息することを願っている」と冷静に試合延期を受け止めた。

練習前、リーグ戦再開までの3週間の過ごし方についてミーティングを行った。「選手はとてもポジティブにとらえている。今日の練習も素晴らしかった。これを3週間続けていく」と話した。

中断期間中に選手の試合勘が鈍ることが心配されるが、「新潟だけが中断する訳ではない。条件はどのチームも同じ。状況を見て、ほかのチームと練習試合が組めればいいと思うし、新潟には能力の高い選手が集まっているので、紅白戦でも十分な練習ができる」と焦らずに対応し、定期的に実戦感覚を維持する考えを示した。リーグ戦再開に向け、「特別なことはしない。これまで通り、次の試合に備えいい練習を進める」。アルベルト監督はあくまでも冷静に万全な準備を進めていく。【小林忠】

○…GK小島亨介(23)は、リーグ戦デビューとなった23日のザスパクサツ群馬戦で、強風を考慮しながらDF陣に的確なポジショニングを指示、守備に安定感をもたらした。後半41分には、DF堀米悠斗(25)に出したパスからチーム2得点目が生まれるなど、攻撃面でも勝利に貢献した。今回の中断については「ポジティブにとらえている。全員で日々の練習を頑張るだけ。モチベーションは高い」と話した。東京オリンピック(五輪)代表候補にも名を連ねるが、ほかの候補選手とは「全く連絡は取っていません」と苦笑い。リーグ戦での活躍が代表選出につながると、日々の練習に全力を注いでいく。