北海道コンサドーレ札幌は2日、札幌ドームで神戸を迎え撃つ。1日は札幌・宮の沢で調整した。

前節は昨季J1覇者の横浜に逆転勝利し、今節は天皇杯覇者との一戦。ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)は「いい結果を残すことができれば我々チームにとって自信につながるのは間違いない」と最高の2連勝を思い描く。

横浜戦に続き、前線にFWを置かない“ゼロトップ”で臨む可能性が出た。この日のミニゲームでも動きを確認。前節で好ゲームを見せたが、指揮官に気の緩みはない。「しっかり地に足をつけなければいけない。札幌は高い集中力、ハードワークで100%ではなく、それぞれが101%を出さないといけないチームだ」と引き締める。

格差もはねのける。先月30日にJリーグが開示した19年度のチーム人件費は神戸69億2300万円に対し、札幌は16億9800万円。4倍以上の差があることを「ヨーロッパなら神戸が札幌に対して何点取るかをメディアが注目するところ」と笑うが、「勝利するために全力で戦う。どのチームに対しても勝利できるチームだと思っている」と、クラブ規模の違いを吹き飛ばす覚悟だ。

8月は公式戦が9試合ある過密日程。そのスタートに「この夏場の連戦は全員での戦いになるのは間違いない。8月を終えた時点で十分にポイントを取れたと思えるようないい8月にしたい」。J1ホーム通算50勝まであと1勝。節目の勝利を目指す。【保坂果那】