18歳C大阪西川潤、デビュー戦で決勝弾アシスト

  • ルヴァン杯C大阪対浦和 浦和に勝利し、MF西川潤(手前)と抱き合うC大阪FW豊川雄太(撮影・岩下翔太)

<YBCルヴァン杯:C大阪1-0浦和>◇1次リーグ◇5日◇ヤンマー

世界のビッグクラブが注目するC大阪の18歳MF西川潤が、鮮烈なプロデビューを飾った。左太ももの負傷で約1カ月離脱していたが、ホームの浦和戦で後半開始から出場。後半37分、FW豊川雄太(25)の決勝点をアシストした。今年1月にバルセロナが興味を示し、今月にはフランスの名門リールが獲得に乗り出していると欧州で報じられたばかり。いきなり、キレキレの技を披露した。B組のC大阪は2連勝を飾った。

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海外の強豪クラブから熱視線を浴びるC大阪の逸材は、ワンプレーで勝利を呼び込んだ。後半37分、自陣でMFデサパトからつないだボールを西川はキレキレのドリブルでゴール中央に絞る。DFを引きつけ右のFW豊川へ絶妙パス。豊川は「(西川)潤がDFを引きつけてくれた。ちゃんと止めて思い切り振り切った」。豊川にとっても大きな移籍後初ゴールとなった。

0-0、むしろ浦和に押され気味だった展開で、後半開始から投入された。昨季は特別指定選手としてリーグ1試合、ルヴァン杯2試合に出場。今季、正式に加入したプロとして初めてピッチに立った。7月3日の練習中、左太ももに全治4週間のけが。全体練習に合流してまだ約1週間。不安要素があった中でさすがの役者ぶりを見せつけた。

ロティーナ監督は「潤がいいプレーを見せたことはポジティブな要素だ。彼の回復は我々にとって明るい材料。オプションが増えた」と喜んだ。ルヴァン杯はこれで2連勝、リーグ戦も2位と好位置につけ、今後の過密日程を見据えても大きな戦力は間違いない。

バルセロナに続き、フランス1部の名門リールも獲得に興味を示す。将来性豊かなレフティーは、セレッソのプロ選手としてしっかり功績を刻んだ。【実藤健一】

 

◆西川潤(にしかわ・じゅん)2002年(平14)2月21日、神奈川県川崎市生まれ。横浜ジュニアユースから桐光学園を経て、今季からC大阪入り。18年U-16アジア選手権決勝タジキスタン戦で決勝点を挙げて日本の優勝に貢献し大会MVP。昨季は特別指定としてC大阪で公式戦デビュー、U-17W杯で4試合2得点2アシストと大活躍。180センチ、70キロ。