天皇杯の元日決勝は、しばらくお預けとなりそうだ。

第101回天皇杯の準々決勝の組み合わせ抽選会が24日、オンラインで実施された。天皇杯の決勝と言えば、毎年1月1日が風物詩だったが、今回は12月19日に前倒しされる。選手の休養期間を考慮したもので、抽選会に登場した日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(63)は「早く休ませたい。W杯予選もある。十分な休養を取れる」と狙いを説明した。

また来年はカタールW杯の本大会が11、12月に予定されている。そのため、次の第102回天皇杯についても「(W杯前に)終わらせたいという形で協議している」。2大会連続で、決勝を1月1日から前倒しする方針を明かした。観客の有無については、今後も随時調整していくという。