北海道コンサドーレ札幌は1日、札幌・宮の沢で2日G大阪戦(パナソニックスタジアム吹田)の前日練習を行った。

9月26日にクラブ創設に尽力し、運営会社コンサドーレの最高顧問を務めていた石屋製菓・石水勲名誉会長(享年78)が亡くなった。ペトロビッチ監督(63)は「我々札幌にとって父のような存在。このクラブが存在するのは彼のおかげ。非常に大きな悲しみ」と追悼の言葉を口にした。

試合は喪章をつけて臨み、天国に勝利を届ける。前節まで2試合連続完封負けで「なかなか内容と結果が伴わない試合が続いている。結果が欲しい状況」。前節広島戦(0●2)は左内転筋痛で欠場したFWジェイ(39)が復帰する見込みで、攻撃陣には3試合ぶりの得点が求められる。弔いの白星へ、指揮官は「勝利のために選手たちは全力で最後の最後まで戦ってくれると思う」と話していた。

○…クラブ史上初の高校2年でのトップ昇格選手であるDF西野奨太が、プロとしてのスタートを切った。プロ契約開始のこの日、トップチームの練習に合流。冒頭であいさつし、フルメニューを消化した。ペトロビッチ監督は「17歳の選手がトップ昇格したのは我々にとって喜ばしい出来事。彼は非常に才能がある。これから札幌の将来を担う選手になっていく。今季どこかで起用する場面ができれば」と期待していた。