北海道コンサドーレ札幌は10日、札幌ドームで12日のホーム横浜マリノス戦に向けた練習を行った。FW小柏剛(24)が今季ホーム戦初出場へ士気を高めた。左太もも前負傷から復帰し、前節4日アウェー新潟戦(2△2)に今季初出場で先発し、先制点をアシストした。次は初得点を目指し「サポーターの前でゴールを決められたら」と本拠地での躍動を誓う。

8日ルヴァン杯初戦のアウェー鳥栖戦(0△0)はリーグ戦主力組も途中出場する中、ベンチから外れて温存された。ペトロビッチ監督(65)の配慮に感謝し、「休ませてもらい、状態はその分良くなったと思う。しっかり試合に向けて準備していきたい」。連戦の仲間に比べて疲労がない分、果敢に攻める。

前日9日で約2カ月間のキャンプ生活が終了した。ケガによって一時離脱もあり、開幕には間に合わなかったが、攻撃のキーマンは調子を上げる。昨年の3月12日札幌ドームでの横浜戦で右太もも裏肉離れを負い、試合は1-1で引き分けた。1年後の雪辱戦へ「初勝利できれば勢いに乗っていける。リベンジという意味で点を取って勝ちたい」。開幕から3戦未勝利(2分け1敗)のチームに、初の勝ち点3をもたらすゴールを奪う。【保坂果那】

○…左膝前十字靱帯(じんたい)部分損傷で昨年10月からリハビリに取り組んでいたMF駒井が、全体練習に部分合流した。ボール回しに参加し、久しぶりのチームメートとのメニューに笑顔。「5カ月ぶりなので楽しかった。早く復帰したい気持ちはあるけど、ここまでゆっくり来た。完全にいいパフォーマンスが出せる状態に戻れるように」と話した。今月中に対人練習をこなす予定で、試合復帰は4月を目指している。