Jリーグは7日、都内で裁定事案についての会見を開き、J3高知ユナイテッドSCに関する懲罰決定について説明した。

高知において、秋田豊前監督(55)が25年2~6月までに選手、スタッフに対して行ったハラスメントに該当する行為に関して、「Jリーグは、裁定委員会への諮問及び答申を経て、本件クラブの管理監義務違反を認め、Jリーグの社会的信用を毀損(きそん)したものとして、本件クラブに懲罰を科すことを決定いたしました」と発表した。

懲罰内容は、クラブに対して罰金100万円とけん責(始末書をとり、将来を戒める)。秋田前監督については、すでに監督を退任し、Jリーグ関係者ではなくなったが、裁定委員会を経て、「けん責」相当に該当すると確認されて、通知したという。

高知をめぐっては、6月末に、選手やスタッフから秋田前監督の指導に関してパワーハラスメントの申し立てがあり、秋田前監督は同日から休養。第三者の弁護士で構成する特別調査委員会を設け、調査していた。

その後、秋田前監督は9月19日に会見を開き、辞任する考えを明らかにした。辞意を固めた理由はパワハラ疑惑による引責ではなく、休養から3カ月弱、音信不通になっていたという山本志穂美社長(60)の不義理、騒動が収束しなかったことへの不信感を挙げていた。

翌9月20日に高知は、秋田前監督による選手らへのパワーハラスメント事案の調査結果を公表。12事案のうち5事案がパワハラに認定されたと報告していた。