FC町田ゼルビアに新加入した日本代表FW小川航基(29)がデビューした。アウェーの水戸ホーリーホック戦に後半37分から途中出場。期待されたゴールは決められず、1-1のドローで終えた。チームは開幕4連勝はならなかった。

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バットマンが現れた。1-1の膠着(こうちゃく)状態。町田は水戸の粘りに遭い、大苦戦した。敵陣ゴール前へ押し込みながら次々と相手DFが襲いかかる。主導権こそ握りながらゴールへの道筋が見えなかった。そして黒田監督が動いた。後半37分、黒いフェースガードを顔に装着した小川がチームの苦境を救うべく出場した。

背番号9が町田の最前線に立った。後半38分、左のFW相馬からクロスが入る。相手DFを背負い、パスを落とし好機を演出。続く同40分、再び相馬からのクロスに左足ジャンピングボレーでシュートを狙った。ボールは枠を外れたが、ダイナミックなプレーがチームを活気づける。水戸をゴール前へクギ付けにする。迫力ある攻撃が続いた。

結局、勝ち越し点は奪えず1-1のドローに終わった。ワンチャンスを物にする小川とはいえ、結果を出すには少し時間が短かった。デビュー戦ゴールとはならなかったが、町田の攻撃がより迫力あるものとなったことは間違いない。

2日前の会見で小川が言った。

「海外でやった経験をJに持ち帰ってきて、しっかりと自分がやれるんだっていうところを見せれるのがJリーグだなっていうふうにやっぱり思った。海外での経験を持ち帰って、しっかり活躍したいなとは思ってます」

そしてもう1つ。「日本代表の道っていうのは、別にJリーグに帰ってきたから閉ざされるわけでは全くなくて、自分次第だと思っている」。町田のリーグ初制覇、そしてアジア王者へ。さらには4年後のW杯出場を目指し、小川が日本から新たなサッカー人生を歩み出した。【佐藤隆志】

【J1】水戸-町田、浦和-横浜、東京V-鹿島、川崎F-千葉など/スコア速報